1999年度代表馬
ボルジア
なにやらこの年度代表馬も国際的になってきた。
本年は最後までサンタフェトレイルとボルジアのどちらにするかで悩んだのだが、ここ数年痛い思いをした馬ばかり選んでいたので、ここらあたりでたまにはいい思いをした馬も選ぼうという選考委員(って私一人だけだが)の意図も働いたのでボルジアに栄冠が輝いた。
ジャパンカップで来日。フォア賞でエルコンドルパサーに差し返されはしたがコンマ1秒の競馬、ブリーダーズCで速い流れの競馬も経験済みということで本命に推すもいいところ全くなしの8着。ここで終わってしまえば単に痛い思いをしただけである。
話はまだ続く。ボルジアの次走は香港ヴァーズ。ボルジアを追いかけたわけではないが私も現地参戦していた。現地では人気は全くなかった。現地の新聞によると「在凱旋門大賽及育馬者盃草地大賽中均能[足包]入位置。其後状態回落」と紹介されているくらいだから人気もないのも肯ける。しかしその状態回落中もドバイWCやら凱旋門賞やらBCにJCとレベルの高いところで戦ってきたわけで、国際G2のここに入れば戦歴上位。思い切って勝負。レースは超スローペースから早めに押し上げたボルジア。鞍上はこの日2戦2勝のペリエ。「オリビエ~!差せ!」の私の声に応えて先頭に。後続が差を詰めてくる。「ペリエ!ペリエ!ペリエ!残せ残せ!ペリエ~~~!!!」沙田競馬場に詰め掛けた香港人や外国人も振り返る大声で叫んだら、見事にボルジア快勝。状態回落の馬を勝たせる、これが日本の馬券師の底力だ。
単勝が24倍、馬連は2着に人気薄ビンボラが突っ込んで220倍。3点買いできっちりと取った。意気揚々と払い戻しに向かう。払い戻しでは窓口の兄ちゃんが何やら「大口払い戻しリスト」みたいなのに記入している。気持ちいい。その後、払い戻しを受ける時になって事件発生。払戻窓口の現金が不足して、わざわざ奥から現金を補充してもらって払い戻しを受ける。窓口の現金が不足するほどの大勝利。
金は手にした。もう香港は私のものだ。歩いて15分の距離もタクシーで移動し、香港でもトップクラスの高級広東料理店では値段も見ずに単品でバンバン注文し、メニューにないエビチリまで作ってもらい、フカヒレを口いっぱいに頬張り、締めをヤキソバにするか炒飯にするか迷ったら悩むのも面倒くさいからと両方頼み、マンゴープリンまでしっかり食べた。もう腹がちぎれるんじゃないかと思うくらい腹いっぱいになった。佐々木夫妻、本場の広東料理は美味しかったかい?人にものをおごるのは本当に気持ちいい。帰りの香港国際空港では免税店でFerragamoのネクタイまで買ってしまった。香港人よ、日本の勝負師をナメたらいかんぜよ。思い知ったか。これが日本のバクチ打ちの実力だ。
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