2003年度代表馬
サクラプレジデント
2003年4月5日、父が亡くなった。享年66歳。30年近く前、初めて私を競馬場に連れて行ってくれた父。そんな父が亡くなった。そして遺産を相続することになった。遺産が私の手元にやってきたのは5月の中旬。ということは、「遺産はダービーで勝負しろ」という父の遺言だろうと勝手に解釈した。そんな父の遺産をダービーで託したのがこの馬。「オヤジ、俺の生き様見とけよ」といいながら。
そんな我が親子の祈りが通じたかサクラプレジデントは最内枠から絶好のスタートを切った。絶好のスタート・・・そう、普通の馬ならば。しかしこの馬の場合これが仇となった。なまじ好発切ったら前が壁にならずに見事にかかった。4角ではもうバタバタ。オヤジ、すまん。あんたの遺産は一瞬で溶けちゃったよ。ま、そんな親不孝な息子に育てたのもオヤジなんだから自業自得だよな。
その後、この馬は札幌記念を強い競馬で勝つ。その強さをなぜダービーで見せてくれなかったのだ? ダービーでこんな競馬が出来ていたら亡き父も草葉の陰で喜んでくれたはずなのに。
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